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January 2008 vol.3


■■  新春うどんツアー  ■■

その日は、にわかに雪の舞っていた。
予定していたコースは山深い道路であったためチェーン規制も懸念されたが、実際はチェーンを装着するほどではなかったので安心したんだ。
近頃では雪景色をライブで目にする機会も少ないため、モノトーンで静かな世界はなかなか新鮮な景色だったさ。

さてさて最初に向かった店は超マニアックな店だという、その名も「三嶋製麺所」だ。
はっきり言って知らなかった、映画「UDON」を見るまでは。
序盤で主人公がうどん道に開眼する店なのだ。
で、どのぐらいマニアックなのかというと、店の看板がないこと。
知らなければあることすら分からないぐらい民家という巧妙なカモフラージュにより高いステルス性を得ているのだ。
たまたまUDONのポスターも貼ってあったので発見することが出来たが、カーナビだけではたぶん通り過ぎたことに気がつかないだろう。
果たしてそのうどんとは、なんと玉のみで出され、テーブル醤油をかけて食べるという醤油うどんのなかでも極めてシンプルなもの。
スーパーで30円前後で買ってきた茹でうどんを温めて醤油をかけて食べると、とても食えたもんじゃないのだが、物としては同じはずのこの三嶋うどんは次元が違っていたのだった。(写真1〜5)

2軒目は泣く子も黙る釜玉の元祖「山越うどん」
雪もちらちら舞う交通量の少ない平日にも関わらず、やはり山越、10分ぐらいは並んだ。
3軒目は今やうどんの聖地「池上製麺所」
相変わらずうまいのなんの。
3軒目なのにその日一番うまいと言えるのだから、たいしたうどんだよまったく。
前回手ブレしてた婆ちゃんもばっちりさ。(写真8〜10)

4軒目は、もはやネタ以外のなんでもない迷店「赤坂」
しかもここの婆さん、今日は体調がすぐれないらしくものすごいテンションが低い・・・。
テンションだけが売りのはずなのに凄まじく愛想が悪いのだ。
同行人にライブで見せられなかったのが残念でならなかった。
なにしろあのパフォーマンスがなければこの店には行く価値がないからだ。
そして今回も予定通りの味であった。
ともかく味がネタどおりであったことで同行人を盛り上がっていたら、楽しそうに食べているのかと勘違いしたらしく、次に来た客にはいつものパフォーマンスが行われていた。
その客も僕たちが笑いながら食ってたのを見て入っていったので、とてもおいしいに違いないと勘違いしたらしく、なんと大盛を頼んでしまっていたのだった。
もうご愁傷様以外の言葉が思いつかなかったよ。
僕たちはうどんをそそくさと処理(食)した後、車で待機した。
なぜなら、期待と共に入っていった客がどんな反応で出てくるのかが気になって仕方なかったからだ。
そして出てきたその客には、もはや笑顔のかけらすらなくただただ落胆の面持ちなのであった。
彼らは車に乗るまでの間、一言も言葉を発さなかった。
むしろ僕らが笑いながら食っていたことを恨んでいたのかもしれない。
それがまた僕らにはおかしくてたまらなかった。
かくしてネタは終了した。(写真11、12)

というわけで、帰路に着いた僕らは口直しに「うどん市場兵庫町店」に訪れた。
そんな店先で思いもよらぬ物を発見してしまう。
我ら徳島を代表するキャラ「すだち君」とこんなところで出会うとは。
そしてすだちに疲労回復効果があることを知るのであった。
うどんは十分おいしいし、あんな物を処理した後ならなんでもうまいと思う・・・。
っとまぁそんな感じで新春うどんツアーは幕を下ろした。

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